ブザンソン地方音楽院/Conservatoire à Rayonnement Régional de BESANCON CRR
芸術と歴史の街・ブザンソンだから得られる、本場のクラシックとフランスジャズ。
■学校一般情報■
ブザンソン地方音楽院は、前身の音楽学校が市議会によって1860年に創立。1968年に国立地方音楽院(CNR)に認められ、2006年からは周辺地域を含んだ広範囲の自治体によって国立地方音楽院(CRR)として運営されています。現在、地域児童を含む約1,500名の学生と75名の講師が在籍。校舎には1720年に建設された歴史的な建物を使用。楽譜10,000冊を誇る図書館や47の練習ルームを含む15の公共施設が併設され、無料で利用することができます。
演奏実技には、ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、サックス、バスーン、トランペット、ホルン、トロンボーン、チューバ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、打楽器、ハープ、パイプオルガン、チェンバロ、ギター、声楽、リコーダー、バロック・ヴァイオリン、バロック・チェロ、伴奏の専攻が可能です。講義科目は、ソルフェージュ、エクリチュール、楽曲分析、音楽史などがあり、通奏低音、室内楽、即興、MAO(情報処理)、音響技術、指揮も学ぶことができます。また、大学の音楽学部と提携し、学士号の取得コースも提供しています。
また、ブザンソン市では2つの音楽祭を開催しています。1つは、レベルの高いクラシック音楽の祭典、国際指揮者コンクールで有名な国際音楽祭。もう1つは、ロック、テクノ、ワールド・ミュージックなどさまざまなジャンルの音楽を青空の下で楽しむミュージック・デ・リュ(ストリート・ミュージック)フェスティバルです。性格のまったく違う音楽祭を体験できるのは、ブザンソンならではの魅力。学生は、演奏、運営、ボランティアなど何らかの形で参加できますので、学校で学ぶだけでは得られない貴重な経験となるでしょう。
*毎年9月に開催されるブザンソン国際音楽祭。国際指揮者コンクールも行われ、小澤征爾氏、佐渡裕氏、阪哲朗氏、下野竜也氏などが優勝しています。