ルーアン地方音楽院/Conservatoire à Rayonnement Régional de ROUEN CRR
浜中浩一氏や横川晴児氏など、世界的音楽家を多数輩出した、プロ養成教育。
■学校一般情報■
日本からも多くの学生が留学するルーアンの街は、学園都市として知られています。落ち着いた中世の町並みにあって、若いエネルギーに満ちたアカデミックな街です。現在、ルーアン地方音楽院には約1,300名の学生が在籍し、音楽を学んでいます。同校は、ジャック・モージェ(トロンボーン)、エマニュエル・ヌヴー(クラリネット)、ルイ・ティリー(パイプオルガン・作曲)、ジャック・ランスロ(クラリネット)など著名な音楽家多数輩出。これらの音楽家を育てて来た同校の教育プログラムは、細かく分けて6つの課程で構成されています。
第一課程と第二課程では、入門から基礎を学習。第三課程では、実技、講義科目、アンサンブルを本格的に学びます。最初の1年間でオリエンテーションを受け、修了証明書(CFEM:音楽研究資格免状)の取得を目指します。専門課程では、卒業ディプロマ(DEM:音楽研究資格)の取得を目指します。DEMを取得した学生は、音楽教育者の資格を得るための機関(CEFEDEM)、小中学校などで音楽教育やプロジェクトを行う資格を得るための機関(CFMI)、パリおよびリヨン国立高等音楽院(CNSM)入学への推薦が可能です。また高等課程では、ルーアン大学との提携プログラムにより、学位取得を目指すこともできます。このように、学生個人のビジョンに沿えるプログラムが魅力でしょう。
演奏専攻には、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、パイプオルガン、チェンバロ、ギター、アコーディオン、ハープ、打楽器、リコーダー、フルート、オーボエ、クラリネット、バスーン、サックス、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバ、声楽があります。講義科目は、ソルフェージュ、音楽文化、楽曲分析、エクリチュール、作曲、初見演奏、ピアノ伴奏、ジャズなどです。アンサンブル関連には、オーケストラ指揮、合唱指揮、オーケストラ、室内楽、合奏、シャンソン、聖歌合唱、伝統音楽などがあります。