Y.Tさん・藤井尚子さん/ピアノ/ベネチア音楽院サルヴァトーレ・スパノ教授・アンドビジョン特別プログラム/イタリア・ベネチア

Y.Tさん・藤井尚子さん プロフィール

音楽留学体験者でなくては分からないような、音楽大学、音楽専門学校、音楽教室のコースプログラム、夏期講習会、現地の生活情報などを伺ってみます。将来の自分の参考として活用してください。


ImageY.Tさんプロフィール
3歳よりヤマハ音楽教室でピアノ・エレクトーン・ソルフェージュを始める。小学4年時に専門コース修了。その後、中学校から、大学付属の音楽教室にてピアノ実技・音楽理論を学び、音楽高校・大学進学。卒業後は、レストランや施設での演奏活動の他、音楽教室で子供から大人までのピアノ指導にあたっている。2010年9月ベネチア音楽院サルヴァトーレ・スパノ教授の講習を受講。

藤井尚子さんプロフィール
3歳よりヤマハ音楽教室に入会。6歳よりピアノを始める。現在、音楽大学4年。2010年9月ベネチア音楽院サルヴァトーレ・スパノ教授の講習を受講。


-まずは、おふたりの簡単なご経歴を教えてください。

藤井  正式にピアノを始めたのは6歳からです。その前にヤマハの幼児クラスに通っていました。そして、小学校1年生の時に、今の学校の音楽教室に通い始めて、高校から今の大学の音楽高校に入りました。

Y.T  私も、4歳になる少し前にヤマハの幼児科に入り、ジュニア科を経て、専門コースで週に2回、個人とグループでエレクトーンなどを習っていました。中学受験で一時やめていたんですけど、中学校に入り、その後大学卒業までお世話になった先生に師事し、ずっとその先生についてピアノをやっていました。

-今まで、講習会などで、海外の先生について習った経験はありましたか?

藤井&Y.T  今回が初めてでした。

Image-今回参加を決断されたとき、一番大きな決め手は何だったんですか?

藤井  ホームページに先生がオープンで・・・ということが書いてあったのが大きかったです。

Y.T  私もそうかもしれないですね。あと、私はもともとイタリアが好きで、何度もイタリアに行ってるんです。観光や語学留学で。それで、どうせもう一回行くなら、ピアノもやりたいな、と。

-先生はどんな方でしたか?

藤井  想像以上に優しくて親切な方でした。いつも笑顔で。

Y.T  とても面倒見が良い方でした。「コンクールでも試験でもないんだから、緊張しなくていいよ。」とか、「僕たちは、ここではひとつのファミリアなんだから。」って何度もおっしゃっていました。なので、最初は緊張しましたけど、すぐ慣れました。みんな一緒になって笑って、すごくいい雰囲気でしたね。

-日本の先生とは違いますか?

藤井  違うなと感じました。本当にエネルギッシュでよく歌って下さって、一緒に楽しんで音楽を奏でているという感じがしました。

-今回はもう一人の男性の方と、たまたま同じ時期に同じ先生のレッスンを受講することになったんですよね?他の方のレッスンを聴講していかがでしたか?

藤井  すごく勉強になりました。先生のレッスンを受けている時、自分自身のことよりも二人の演奏がどんどん変わっていくのがすごくよく分かって、ああ、すごいなって感動しました。

Y.T  私もいろんな意味で勉強になりました。この3人が集まったことは、とてもラッキーだったなって思います。最初は、自信がなかったので、見られるのは恥ずかしいって思っていたんですけど・・・。何より、先生が一人2時間くらいずつレッスンしてくださったんですよ。いつも時間をオーバーして、熱心に指導してくださいました。私たちも早めに行っていたんですけど、先生はもっと早くにいらしていて、予定時間よりかなり早くからレッスンは始まり、終わる時間はオーバーしていたという感じで・・・(笑)休憩なんて、5分10分でしたから、先生も相当ハードだったと思いますけどね。それでも毎日付き合ってくださいました。3人が持っていったレッスン曲以外にも、「それで言うなら、これも一緒だよね。」って、例になる曲を弾いてくれたりとか、どんどん広がっていくような感覚でした。

-雰囲気が伝わってきますね。レッスンはイタリア語でしたか?通訳さんはいらしたんですか?

Y.T  通訳はいませんでした。イタリア語のレッスンです。先生も、ちゃんと伝わっているかどうか確認しながらっていう感じでしたね。

藤井  二人はすごく話せるんですよ。私一人、ぜんぜん出来なかったので、ほとんど訳してもらっていました。

Y.T  自分から話すのは難しいですけど、先生がすごくゆっくり分かりやすく話してくれたんですよ。身振り手ぶりも交えて演技してくれたり。だから、先生がおっしゃっている事は、ほとんど理解できたんですけど、自分から話すことが出来なかったので、もっと勉強しないとなって思いました。

-Y.Tさんは、イタリア語はどのくらい勉強されたんですか?

Y.T  大学生の頃、3年間くらいですね。あとは、語学の短期留学で4週間のホームステイを2回しました。

-では、藤井さんとしては心強かったですね。

藤井  はい。本当に。

Y.T  でも、音楽用語はイタリア語が多いので、分かりやすいって言えば分かりやすいですよね。それに、言葉が分からなくても、レッスン中は先生が聞かせてくれたり、歌ってくれたりしたので理解できると思います。先生は、一人何役も演技してくれたりするんですよ(笑)。

-練習時間は、思う存分取れましたか?

藤井  個人的にはもう少し練習できたら嬉しかったです。でも、どの講習会も大体、練習できるのは3時間くらいだと思うので、これが普通だと思います。練習環境はとてもよかったです。

Image-街の雰囲気はどんな感じでしたか?日本人はいるんですか?

Y.T  すごく良かったですよ。素敵でした。街の人もみんな親切な人ばかりでしたし。日本人は、観光客でたまにいましたけど、そんなにいませんね。

藤井  面倒見がいい人が多い気がします。イタリアの人って。

-レッスン以外でも、やはり語学が出来るといいですよね。

Y.T  そうですね。レッスン以外のところでも、いろいろ吸収できたのも良かったです。あの雰囲気や空気の中でピアノを弾くだけでも違うと思いますよ。

-宿泊先はホテルですか?

藤井  B&Bでした。お部屋のインテリアも素敵で、オーナーの方もとても親切で優しい方でした。

-もしもう一度機会があったら、参加したいですか?

藤井&Y.T  行きたいです!

-また同じイタリアに?

Y.T  他の国ににも行きたいですけど、やっぱり、同じ先生に会いたいですよね。コンサートとかあったら、絶対行きたいです。先生は世界中にたくさんお弟子さんがいらっしゃるから、覚えていてくださるかは分かりませんが、再会したら、「お父さん、久しぶりー!」って抱きついていけるような雰囲気を持った方なので。

-今日は、貴重なお話をたくさん聞かせていただいて、ありがとうございました!

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